蒼士のちょい小金持ちへの道

30代に向けて資産運用を考え始めました。日常生活で得た情報を気さくに執筆していきます。

この世の全ての成功を手にした男が残した教訓

    この世の全ての成功を手にした男が残した教訓


これは知っている人は少ないと思います。この世の全ての成功を手にした男とは誰か?

それは旧約聖書に出てくる「ソロモン」なのです。

あの歴史的に有名なソロモン王です。


ちょっとその旧約聖書から、そんな偉大な彼に言葉を引用させていただきます。

 

『私は事業を拡張し、邸宅を建て、ぶどう畑を設け、庭と園を造り、そこにあらゆる種類の果樹を植えた。
木の茂った森を潤すために池も造った。
私は男女の奴隷を得た。
私には家で生まれた奴隷があった。
私には、私より先にエルサレムにいただれよりも多くの牛や羊もあった。
私はまた、銀や金、それに王たちや諸州の宝も集めた。
私は男女の歌うたいをつくり、人の子らの快楽である多くのそばめを手に入れた。
私は、私より先にエルサレムにいただれよりも偉大な者となった。しかも、私の知恵は私から離れなかった。
私は、私の目の欲するものは何でも拒まず、心のおもむくままに、あらゆる楽しみをした。
実に私の心はどんな労苦をも喜んだ。
これが、私のすべての労苦による私の受ける分であった。』

 

これはソロモンが生きていた当時に全て成功を収め、文字通り、本当にこの世の全てを手にいれた事を言っています。

僕はクリスチャンではありませんが、偉大な全てを成し遂げたソロモンは尊敬します。
今の時代で言ったらかなりの革命家です。
豪華な自宅、豪華な食事、豪華な遊び、上向きな仕事、名誉。全て一人で手にしたなんて本当に素晴らしい。
尊敬しない人がいるのか?と思えるほどです。

そんな尊敬に値するソロモンが残した教訓があります。

 

《■旧約聖書 伝道者の書 2章4-10節より■》

私が手がけたあらゆる事業と、そのために私が骨折った労苦とを振り返ってみると、なんと、すべてがむなしいことよ。
風を追うようなものだ。
日の下には何一つ益になるものはない。
私は振り返って、知恵と、狂気と、愚かさとを見た。いったい、王の跡を継ぐ者も、すでになされた事をするのにすぎないではないか。
私は見た。光がやみにまさっているように、知恵は愚かさにまさっていることを。
知恵ある者は、その頭に目があるが、愚かな者はやみの中を歩く。
しかし、みな、同じ結末に行き着くことを私は知った。
私は心の中で言った。
「私も愚かな者と同じ結末に行き着くのなら、それでは私の知恵は私に何の益になろうか。」
私は心の中で語った。
「これもまたむなしい」と。
事実、知恵ある者も愚かな者も、いつまでも記憶されることはない。
日がたつと、いっさいは忘れられてしまう。
知恵ある者も愚かな者とともに死んでいなくなる。
私は生きていることを憎んだ。
日の下で行われるわざは、私にとってはわざわいだ。
すべてはむなしく、風を追うようなものだから。
私は、日の下で骨折ったいっさいの労苦を憎んだ。
後継者のために残さなければならないからである。
後継者が知恵ある者か愚か者か、だれにわかろう。
しかも、私が日の下で骨折り、知恵を使ってしたすべての労苦を、その者が支配するようになるのだ。
これもまた、むなしい。
私は日の下で骨折ったいっさいの労苦を思い返して絶望した。
どんなに人が知恵と知識と才能をもって労苦しても、何の労苦もしなかった者に、自分の分け前を譲らなければならない。
これもまた、むなしく、非常に悪いことだ。
実に、日の下で骨折ったいっさいの労苦と思い煩いは、人に何になろう。
その一生は悲しみであり、その仕事には悩みがあり、その心は夜も休まらない。
これもまた、むなしい。

 


《■旧約聖書 伝道者の書 2章11-23節■》
結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。
神を恐れよ。
神の命令を守れ。
これが人間にとってすべてである。
神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。

 

《■旧約聖書 伝道者の書 12章 13-14節■》
全ての知恵や富の源泉は神にあり、神の示す計画に従って得た成功は神の栄光を表すことに帰着します。
人間の行いの全てが神の計画の中で成されることであると悟るとき、
人は神を恐れ、
善悪を学ぶことで余計な徒労やむなしさから解放されて、
真の心の充実を得ることができるといえるでしょう。

 

現在に残されている資料、旧約聖書の「箴言」および「伝道者の書」に記載されているこの教訓。
ソロモンの時代でも、今の僕たちの時代でも当てはまる部分って結構あると思うんですよね。
結局は全てを手にしても
全ての成功をおさめると同時にいろんな尽きない悩みが付きまとってくる、むなしい気持ちになるという事です。

歴史的観点から見ても時の成功者達には苦難が尽きないんですよ。アインシュタインやダビンチもそうです。
独裁的過ぎてむなしい気持ちや寂しい気持ちも多々味わったでしょう。

でもそれはやはり独裁者ならばありえそうな事だと僕は思います。そういう人たちがいるからこそ、世界は進化していけるんですから。

ソロモンの教訓を再度、胸に刻んで、これからの人生をまずは見直していこうと思います。